松あき子の部屋

私が観た日本の伝統芸能・工芸品などを書きとめます。

日本の四季、いろいろ  

気が付けばもうツクツクボウシが鳴き始めて、空もすっかり高くて、夏祭りも終わり。。賑やかな葉月も終盤、なんとなく寂しさを感じる頃になりました。明日は二十四節気処暑を迎えます。この暑さが夏の名残、まだ「あっちい〜」っと言える間は季節が進むのをとめられそうな気がします。それとも、もう十分でしょうかねえ。この夏は雨が多かったですね。いつもこんなだったかしら?ここ数年、本当に季節がめまぐるしく進む気がして、私達は置いて行かれそうです。日本の四季はいつか無くなってしまうんでしょうか。そうしたら今鳴いている蝉の声も消えてしまいます。やはり、夏はおもいっきり暑くなければ!日中に吹く風や雲の姿、鳴く虫の声が変化するのに気づいて、季節の移ろいをずっと身近に感じていたいですね。

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先日、お盆を過ぎてからですが田舎へお墓参りに行ってきました。子供の頃は毎年夏休みを過ごした祖父母の家。大人になってからも帰っているのですが、それでも懐かしいものですね。聞こえてくる方言とか、昔からあるスーパーとか。でもいつも目印にしていた魚屋が店を閉じ、デパートも更地になっていました。私の田舎は四国で、子供時代も瀬戸内海に面した国々で育ちましたので、あの穏やかな海を見るとほっとします。旅行で日本海や太平洋側へ行くと、全く違いますもんね。私にマイペースでのんびりしてる所があるのは、育った環境もあるのでしょうか・・・。大阪には鍛えられましたけども。

 

時々こうしてご先祖様や自分のルーツを想い、その土地に出向く事ができるのはいいですね。足場が固まるというか、心が安定します。何よりこうして生きている事にも感謝できます。毎日楽しく仕事ができて、好きな事ができて、色んな方にご縁を頂けるのは、これまでのご先祖様がいらしたから。と、思うと私もそれを繋いでいかなければならないのか・・・? ま、それはまたおいおい考えるとして。まだまだ暑い夏の果て、もう少し長く蝉の声を聞きいていたい。とんぼが風にのってやって来ると、じきに秋が訪れますから。皆様も残暑にお気をつけて。又、広島の方々が早く救出されますようにお祈りします。