松あき子の部屋

私が観た日本の伝統芸能・工芸品などを書きとめます。

日本の四季、いろいろ  

もうあっという間に文月、7月ですね!1週間もしたら二十四節気小暑です。ぼちぼち梅雨明けのニュースが聞かれる時期になりました。所で、季節を表す言葉に七十二候があります。一年を24等分して自然を表すのが二十四節気、さらに細かく約5日おきに表すのが七十二候ということですね。元々は中国の季節を表現していたので若干日本の気候とずれる、ということで何度となく改訂を重ねてきた言葉達でもあるようです。暦の本を見ていると季節や自然をめぐる美しい表現がたくさんあります。面白いのは間もなくやってくる半夏生(はんげしょうず)。我が家の庭には半化粧が植わっています。この両者は別物だそうです。半化粧はご存知のように葉の一部が真っ白になるので、本当にお化粧をしているように見えるんです。舞妓ちゃんのように。一方の半夏はよく存知ませんが、本には「毒草だが根を乾燥させて漢方にもつかう」とあります。

 

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母が買い物帰りに、「半夏生の日にはタコを食べんねんて。なんでやろな」と言うてました。タコ?私も皆目分かりません。聞くと、梅雨明けを迎える前のこの時期は、雨によって大地が十分に潤って農作物がしっかりと地面に根を張って付く、その様子がタコの吸盤が吸い付いて離れないようだから、だそうです。面白いですね。漁師さんが考えたんでしょうか?実際に7月2日は「蛸の日」でもあるそうですよ。旬のものですしね。食べたくなってきますね。

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もうその角まで夏が来てるって感じですかね。今日は仕事帰りに、蝉の姿を見つけました。ちょっと早すぎやしないか?!と目を疑ったのですが、本物の蝉でした(ように思います。)いつも一番のりの蝉の声には注意を払っているつもりなのですが、そろそろ初蝉が聞かれる頃なんですね。ほんまに早いですね。庭の紫陽花達も、そろそろ衣をしまう準備にかかったようです。